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小学英語、楽しさ大切に=「無免許」授業に不安も−教研集会(時事通信)

 山形県内で開催中の日本教職員組合の教育研究全国集会で24日、本格的に始まった小学校英語の実践例が報告された。「子供は授業を楽しんでいる」との評価が目立った一方、「英語教育を学んでいない『無免許』のまま、なぜ教えさせるのか」との不安な本音も漏れた。
 神奈川県の男性教諭(55)は「ゲームや歌を取り入れ、子供も教員もテンションが高い」と紹介した。「楽しませるだけでなく、相手のことを知っていくコミュニケーションの喜びを教えたい」と意欲的だ。
 授業では2語、3語で簡潔に話し掛けるよう工夫。「返事が日本語でも構わない。英語に言い換えてあげればいい」という。
 6年生を受け持つ岩手県の男性教諭(48)は今年度から、ネーティブの外国語指導助手(ALT)らと一緒に週1コマ教える。「ほかの教科と違ってマルバツをつけないから、子供はすごく楽しそうだ」と話した。
 驚かされた出来事があった。普段は首を振るばかりの寡黙な女子が無事にスピーチを披露し、「英語の授業が気持ちを揺さぶっているのでは」と感じた。
 ただ、「自分は発音も聞き取りも苦手。いわば無免許運転だ」との疑問はぬぐえない。ALTとの打ち合わせなどに時間がとられ、負担も大きい。
 報告を聞いた中学校の英語教員らは「全教科教え、さらに英語をやるのは大変だ」と指摘。「小学校段階では、相手の気持ちを受け止める姿勢を身に付けさせてくれれば十分」とのアドバイスもあった。 

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